幼稚園へマポを送り、お友達のお家のお花の様子を見に行く。
ポーチュラカにアブラムシがついていた。殺虫剤をまいてみた。
治るかな?

ナユの怪我の消毒に病院に行く。今日は昨日の先生と違った。
一瞬「え?」と思ったが、どうやらナユの傷を手当てしたのは
このかっぷくのいい院長だった。
1週間後に抜糸、と聞いていたが、「傷を目立たなくしよう」
との事で
今日抜糸をして、傷には‘テープ’を貼ってもらった。

家に戻り、ホームセンターへ花の土を買いに旦那と出掛ける。
ホームセンターへ行くとどうしても花を買ってしまう。
今日は、メランポジュームとクロサンドラを買った。
後、家の小窓にカーテンを吊ろうと思っていたので、
カフェカーテンを3メートル購入。
端ミシンをかけないとダメなので、時間を作ってやらなくちゃ・・・
昼になっていたので、牛丼を食べて家に戻る・・・が、
哀しい出来事が私を待っていた。

★・・・・★
家に到着するのに、あと10メートルといった所で、
うちの前からカラスが飛び立った。
カラスってこんな低く飛ぶもの??と思ってよく見てみると、
何か、灰色の物を口にくわえていた。
その瞬間、私はドキドキした。灰色の物に心当たりがあった。
思いは的中、先週孵ったツバメのヒナ達だった・・・
巣のふちに、頭をちょんと乗せていたヒナの姿が、ない。
親ツバメが戻って来ても、「チュン」とも「ピィ」とも鳴かない。
5羽全部、カラスが持っていってしまったようだった。
親ツバメは、「ピピピピ」と子供に合図を送るが当然反応は無い。
異変に気付き、辺りを探していたが、くわえていた餌を食べて
気を取り直してまた、餌を探しに行った。
再び、餌をくわえて戻って来ても、やっぱりヒナはいない。
空っぽの巣を覗きこんで、「ピピピピ」と鳴いている。
巣にもぐって辺りをを観察したり、ぐるぐる飛びまわっている。
餌を探しに行く・・・
この繰り返しが晩まで、ずっと続いていた。

この親ツバメとの付き合いは、そろそろ2ヶ月になろうとしている。
壁になかなか土がつかず、巣作りに難航していた。土台が出来あがった頃、別のツバメに巣を横取りされそうになった。
一生懸命戦っていた。私も威嚇して、どうにかおさまったものの、
その後、何回か、よそ者ツバメがやって来て、
それでも巣を守りきっていた。
ヒナ達も、すくすく育ち、先週生まれたとは思えない程
しっかりして来てたし、親に餌をねだる時の鳴き声といったら
やかましいほどだった。
巣の下のフンはすぐにいっぱいになり、今朝も旦那が掃除していた。

人間の玄関先までやってくるとは、きっとカラスも育児中なんだろう。
可愛い子供に餌を与えようと、カラスも必死なんだろう。
ヒナの鳴き声がよく響くようになったのと、
車がなくて巣に「侵入」しやすくなった事が、カラスに
とっては都合がよかったのかもしれない。
ヒナをくわえて飛び去る姿とすれ違ったと言う事は、
もう少し早く家に着いていたら、せめて後1分でも早く
帰宅していればヒナ達が襲われる事は、なかったのかもしれない・・・
私が守ってあげられたのかも、しれない・・・
親ツバメにこの事実を伝えられるわけもなく、せっせと餌を
とってきては子供を捜す姿をしばし、眺めているしかなかった。
下に散らばった巣のかけらを集めながら、自然界での当たり前を
受けとめるしかなかった。

「巣立ち」が当然と思っていたし、心待ちにしていた。
でも、人間も同じ。いつ、どんなアクシデントに巻き込まれるか、
解からない。
餌をねだるヒナの声はもう無く、お向かいの赤ちゃんのA君の
泣き声だけが聞える。
A君が健やかに育つ事を祈ると共に、同じ時期にツバメの
赤ちゃんが我家にいた事を忘れないでおこうと思う。
  合掌


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